先週は先々週の金曜日の流れを受けてそのまま上昇して一気に160円台を乗せてきましたが
その後介入と考えられる大きな売り圧力が示されて市場の流れを変えてきた印象です。
目線が変り売りを狙って行きたい局面に切り替わっていますが、
まだ上昇トレンド中であることは念頭に置きながら売りを仕掛けるならば
ボラも大きいので丁寧に狙って行きたい。
今週のシナリオ
【月足】
4月と、5月を跨いだ形になりましたが4月は上髭の陽線になり、5月は月初めではありますが
早速大きめの陰線を形成し始めています。
ここから底堅さを見せて下髭を付けてくればテクニカル的には更なる上昇も考えられるが、
過去の大きな抵抗帯でもありファンダ的には介入に踏み切った可能性もあるため
なかなか160円から上は買いにくい(伸びにくい)状況になると思われる。
サポートの方では151.4付近は4月の陽線の始まりとアセンディングを作っていた
天井圏のラインなので反発も考えられる。
まだ現状の大局は上昇トレンドの最中なので底を固め始めればロングの視点も考えられる。
そのためしばらくは底固めがされた所と160円までの大きなレンジ帯になる可能性もありそうだ。
【週足】
先週の陽線を包み込む大陽線が出現してきました。
ファンダ的要素も考えられ得るが、上昇5派&月足の過去の抵抗帯ということもあったので
いつ強い売りが示されてもおかしくない状況ではありました。
ここからですが、大局は上昇トレンドですが5派終了となれば調整下落3派は考えられるので
上がってきたら戻り売りを仕掛けていくのがセオリーと考えられます。
月足でも意識されていた151.4を抜ければもう一段の下落も想定できる展開になりそうです。
長期的には1派、4派の先端を結んだラインと、抵抗帯の重なる138円付近まで
下がってくる可能性も視野れ入れていきたい。
逆にロングの目線では4派から5派をフィボで結ぶと38.2をまだ現状実体では割れずにいるので、
早速反発があるかもしれないという目線も持っていきたい。
【日足】
月曜日は先週の流れを受けてそのまま一気に160円を突破していきましたが
その後介入があったと思われるような大きな下落になりました。
FOMCは無風でしたが、その後に更なる追加介入かと噂されるような下落があり
市場としてはトレンド変換した可能性も考えられます。
今までロング一択のロスカットが巻き込まれて大きく下落している可能性も考えられます。
金曜日は雇用統計で一旦下落はしたものの反発もそれなりに力強くあります。
まだまだ上位足では下落の勢いが強いのでもう一段の下落も考えられる形ではありますが、
日足で見ると下落の勢いも失速気味なので、早速反発を一旦してきて今度はショートのロスカットを巻き込みながら
上昇も考えられますので慎重に立ち回りたい展開に来週はなりそうです。
【来週の戦略】
基本的には戻り売りを狙って行きたい。 大きなダブルトップと考えると
148.5付近までの下落想定も考えていきたい。
その中で現状上昇トレンドライン、フィボ38.2%、月足、週足などから考えられる抵抗帯など
複数重なる抵抗帯の根拠もあり一旦反発の可能性も考えらえる。
そのため基本的には戻り売りの下落3派を考えています。 その中で下落しきれずに右肩上がりのダブルボトムや、
逆3尊を形成するであれば151.4を背に短期的なロングも検討していきたい局面。
ロングの場合は大きな下落に巻き込まれる可能性があるのでショートより慎重に。
151.4を抜けてくれば148.5までをしっかり狙って行きたい。