先週の振り返り
先週はフィボ61.8%高値圏からショートの目線を持ちながら待っていましたが、結局底堅さを示した中で切り上げてきましたが、その後売りの強さも示しながら乱高下。一定の売りの強さを示しても底堅さをまだまだ見せていて底支えからの上昇となりレンジの中で1週間が終わった印象です。 ショートのシナリオは結果としては触れずドル円ではノーエントリーでした。 月も跨ぐ形になりましたので、再度各時間足含めて見ていきたいと思います。
今週のシナリオ
【月足】
5月も終わった中ですが、結果として下髭の長めの陰線になり売りの強さを示したが
底堅さを高値圏でも示した形になった印象です。
サポートされるべき所でしっかりサポートされて反発をしてからの上昇となったので
まだまだ買い圧力を精算しきれていない状況。
下がってきたら買いを入れていく勢力は強いという印象ですが160円台に上がってくると
介入も視野に入れて売り圧力も強くなるという見方も出来ます。
テクニカルだけを見ていけば上昇示唆を考える形ですが、買いにくい相場ではありますので
慎重に立ち回りたいと考えています。
【週足】
月足だけを見ていくと底堅さが強くここからさらに上昇も考えられますが、週足に落とし込むと
陽線ではありますが上昇の勢いが失速しているのが感じられます。
上値トライ後に強い売り圧力によっていつ陰線に包まれてもおかしくない状況と感じられます。
今週157.8より上で実体が閉まれば160円までの上昇は考えられますが、ここで頭を抑えられてくると
152.830付近までのレンジが形成されて方向感が見えにくい展開が続くかもしれません。
ロングはやはりやりにくい展開なので、じっくり天井固めの機会を待つ形を
考えていきたいと思っています。
【日足】
小さな値動きの中、水曜日に一段切り上げてきましたが、木曜日には大きく売りが入り下落。
その後反発をした中で金曜日が閉まったという印象です。
全体を見ると上昇トレンドの中で切り上げなので、ダウで考えればまだ上昇トレンド最中という解釈になります。
今回の下落が前回高値の160円からの3角保ちあいの形で意識をされるか
もしくは157.8付近のアセンディングトライアングルという解釈になり一旦抑えられるが、
更なる上昇の形になるかなどまだ全体のチャートパターンとしては定まらないところではあります。
木曜日、金曜日の動きを見ると156.5付近が強い抵抗帯になっていて
抜けてこないと下落に勢いは付かない形になっていますが、金曜日も乱高下だったため
反発とはいえ方向感が見えにくい状況。
現状水曜日の陽線を包んで木曜日の陰線が出現した中で、金曜日の陽線は陰線を取り戻せていない事からも
下落の方が現状優位性がありますが、日足20MAも下からサポートが入ってくるので
安易にはショートは狙いにくい状況。
乱高下の中で無理に狙う必要性は無く、ショートを狙うであればトレンドライン割れ、
日足20MA割れなど複数の根拠がそろってからでも遅くは無いと考えています。
【今週の戦略】
基本的には様子見になりそうです。形としてはトレンドラインを軸にアセンディングトライアングルを形成していくか
3角保ちあいに移行していくかを見ていく展開になりそうですが、現状方向感が見えずらく
乱高下が激しい状況になってきています。
上昇していくにつれて介入も考えられそうなので安易なロングも打ちにくい状況なので
パターンが出た時に短期で取っていくか検討することになりそうです。
逆にショートでは移動平均線が方向感がそろって、トレンドラインを抜けてくれば
チャンスと考えていますので、今週前半は様子見。
後半にチャンスがあれば狙って行くという形になりそうです。